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セロイド リポフスチン症(CL)てなに?

ボーダーコリーのセロイド リポフスチン症(CL)は、犬の身体の神経細胞を冒す病気 です。

 これは遺伝性の病気です。伝染性ではないが、致命的で治療することができません。

 オーストラリアで1980年に最初のボーダーコリーのセロイド リポフスチン症のケースは初めて認められました。

病気を発症する確率はだいたい1800分の1の割合です。

キャリア犬は、あくまでもキャリアであり発症犬ではありませんし、普通の健康な犬と変わりません。

人間の病気でいえばバッテン病と類似している病気の遺伝子を持っています。

CL病の症状とは

発症した犬は、一年半ぐらいの間は正常で普通の犬とかわりません。しかし、徐々に体の細胞に老廃物

 "セロイド リポフチン"を蓄積させる新陳代謝の欠陥が現れ下記の様な兆候が少しづつ現れてきます。

突然体を震わせ立ちつくし普段慣れた環境や物体に対して恐怖に脅える。

散歩をしていても電柱にぶつかったり側溝に足を踏み外したり壁面に突進したりと視力障害。

立ち上がるのが困難になり異常な足ど階段などは上れない降りれない。

環境や物体に対して恐怖が強く精神錯乱した行動や過度な活動、狂暴になる。

  (ゴエモンは全然狂暴にはならなかったです。偉かったヨ!)

方向感覚の喪失。フリスビーをやっても関係ない方向に走っていってディスクを捜したり。

 この病気は、一旦初期の兆候が現れると、大抵の場合急速に進行します。

 そして苦痛に苦しむ犬は、 3歳半を過ぎて飼うことはできません。

   (ゴエモンはほとんど苦しまなかったと思います。ただごはんを上手に口まで

    運べなくてママがスプーンで少しずつ入れてあげたり、

    最期はスポイトで口に入れてもらっていたよネ。でも最期まで外で散歩をしたよ。チョットづつだけどネ。)

 この病気は残念ながら発症した犬の治療法はないし、治すこともできないのです。

わたし達はどうすればいいの

判明しているキャリア犬の交配は絶対に避けて下さい。

発症犬を生み出す可能性を最小限にするために、キャリア犬が祖先にいるラインブリーディング は避けて下さい。

この病気は全世代に現れるとは限りません。数世代おいて出現することがあります。

 たとえば、 判明しているキャリア犬から最新のキャリアまでに5世代おいてかもしれません。

 それは保因遺伝子 がその間の犬では表面化しないかもしれないからです。

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